種類もたくさんあるし迷っちゃうわ・・・

トリートメントを選びって大変ですよね。様々な用途のトリートメントが世の中には溢れています。そのトリートメント選びのポイントを答えていきますね。
この記事でわかること
- ダメージ毛や髪がふくらみやすい方のシャンプーの選び方がわかります
- 髪が細くなってきたり抜け毛が気になる方のシャンプーの選び方がわかります
- シャンプーを選ぶときの注意点がわかります
【解答する人】
美容師歴23年。都内2店舗のマネージャーを務めて独立。個人事業主3年目でお店を法人化。ケミカル系の知識が豊富。
みなさんトリートメント使っていますか? 男性のショートヘアの方は使っていない方多いかと思います。
結論的にはトリートメントは男女問わずみなさん使った方が良いと僕は思ってます。
大きく分けてトリートメントは髪の健康のために髪だけにつけるもの、頭皮の健康のために頭皮につけてOKなスカルプ系のトリートメントがあります。
今回はトリートメントを選ぶ基準をみなさんに紹介していきたいと思います。

スカルプ系のトリートメントは頭皮の保護や保湿などの意味があります
先ほども少し説明しましたがトリートメントは大きく分けると髪の補修や保湿がメインのもの、健やかな頭皮を保つためのスカルプ系のトリートメントがあります。
それを踏まえた上でシャンプーやトリートメントを選ぶときにはまず自分の髪の診断が必要になってきます。
シャンプーの選び方はこちらの記事で詳しく解説してますので参考にしてみてください。
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シャンプーを選ぶときの3つのポイント【オススメ商品も紹介】
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ではここからトリートメント選ぶ方法を詳しく解説していきます。
トリートメントを選ぶ4つのポイント
トリートメントを選ぶときには下記の4つのポイントを基準にしてみてください。
- 髪のダメージ具合はどれくらいか?
- 髪が潰れやすいか?広がりやすいか?
- 髪が乾燥しているか?しっとりしているか?
- 頭皮のトラブル(抜け毛や荒れなど)があるか?
この4つのポイントを自分で考えて選んでいくのがとても大事です。
うちのお客様でもちゃんと選べていない方が多いんですよね。
きちんと自分に合った商品を選んで正しいトリートメントをやって効果をしっかり出していきましょう。
正しいトリートメントのやり方がわからない方はこちらで詳しく解説してますのでご覧くださいね。
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では1つずつ解説していきますね。
髪のダメージ具合の確認方法
髪のダメージは全くない方は存在しません。カラーやパーマをしてなくても髪が長い方も短い方もなにかしらのダメージを生活で受けています。
髪のダメージは大きくわけて3つに分類されます。
- ローダメージ
- ミドルダメージ
- ハイダメージ
ざっくり説明すると
ローダメージはカラーやパーマ、縮毛矯正などのヘア歴がほぼない髪。髪に艶があり毛先の引っかかりなども少しある程度。
ミドルダメージはパーマやカラー、縮毛矯正ヘア歴が定期的にある髪。髪の艶がなくなってきて毛先のひっかりがあり枝毛ができている。
ハイダメージはパーマやカラー、縮毛矯正などを定期的に2つ以上している、またはブリーチをしているヘア暦がある髪。髪はバサバサになって切れ毛や枝毛がかなりでてきている。
ではとりあえず自分で出来る簡単なダメージの診断をしてみましょう。
チェックリスト
・カラーやパーマや縮毛矯正を定期的にやっている +1 (2つ以上定期的にやっている方は+2)
・枝毛がある+1(かなりある方は+2)
・切れ毛がある+2
・カラーや白髪染めをしても割とすぐ色が抜けて明るくなってしまう+2
・コテやアイロンを頻繁に使う+1
・毛先の指通りが悪い+1(指が通らない方は+2)
合計の点数が0〜1の方はローダメージ、2〜4の方はミドルダメージ、5〜11の方はハイダメージです。
まずここで自分の髪がどのダメージゾーンに属しているかしっかり把握してくださいね。
髪が潰れやすいか?広がりやすいか?
髪が潰れやすいか、広がりやすいかでトリートメントの選び方も変わってきます。
潰れやすいか広がりやすいかはご自身が普段のお手入れの中でわかっている方がほとんどだと思います。
髪が潰れやすい方はノンシリコンやケラチンがたくさん入っているトリートメントがオススメです。
ノンシリコンは髪に重さが出ないですし、ケラチンは髪にハリを与えてくれます。
髪が広がりやすい方はシリコン(ジメチコンなど)やコンディショニング成分(ベヘントリモニウムクロリド)などが入っているトリートメントがオススメです。
シリコンは髪を落ちつかせてくれますし、コンディショニング成分は髪の感想などを防いでくれます。
髪が潰れる人にシリコンなどがしっかりがいったトリートメントはボリュームがでなくなってしまいますし、髪が広がる人に人にケラチンがたくさん入っているトリートメントはボリュームが出てしまいます。
選ぶときは注意してください。
髪が乾燥しているか?しっとりしているか?
自分の髪が乾燥しているか、しっとりしているか把握するのも大事なことです。
髪が乾燥している方は植物系の油やグリセリンなど保湿できるものが入っているトリートメントがオススメです。
髪の乾燥のパサつきをしっかり抑えてくれます。
髪がしっとりしている方はセテアリルアルコールやオレイルアルコールなどの高級アルコール系が入っているトリートメントがオススメです。
髪をしっとりさせすぎず髪のコンディションを整えてくれます。
頭皮のトラブル(抜け毛や荒れ)があるか?
抜け毛や頭皮の荒れなどのトラブルがある方はスカルプ系のトリートメントがオススメです。
こういったトラブルを抱えている方はピロリジニルジアミノピリミジンオキシド(ピディオキシジル)やフラーレン、ヘマチンなどがが入っている商品がオススメです。
こういった成分が入っているスカルプ系のトリートメントでしたら頭皮につけてマッサージをするとより効果が発揮されます。
注意していただきたいのはスカルプ系のトリートメント以外のトリートメントは頭皮につけるとトラブルの原因になりますのでつけないようにしてください。
オススメのトリートメント【目的別】
ここまでの4つのポイント見ていただけましたか?
ここからは目的別でオススメのトリートメントを紹介していきます。
アジュバン RE:プラチナム トリートメント
ミドル〜ハイダメージの方向け。
シャンプーのオススメ商品の記事でも紹介しましたがアジュバン のプラチナム トリートメントを紹介します。
うちのサロンでも取り扱いがあり自分でも使っていた時があるので製品の良さは折り紙付きです。
髪が広がりやすい方、髪が乾燥している方などのどれかに該当する方にはオススメできます。
ダメージ補修、しっかりした保湿、ボリュームダウンしてくれます。
逆にローダメージの方、髪が潰つぶれやすい方、髪がしっとりしている方、頭皮のトラブルがある方、このどれかに該当する方にはオススメできません。
アジュバン は成分に本当にこだわりを持っているので安心安全に使える商品です。
そして注意点としてはメーカは対面販売を推奨しています。
近くにアジュバンの取扱店がある場合はきちんと対面で購入した方がトラブルがあった時などアジュバン製品はしっかりサポートしてくれます。
どうしてもご近所に取扱店がない場合のみ通販を利用するのも手だと思います。
ただし正規取扱店だとシャンプーが2860円、トリートメントが3520円(ともに税込)なのに対してネット販売価格は高いので注意は必要です。
トリートメントのバラ売りがないので参考までにこちらをセットのものを参考までに載せておきます。
NHE ボリュームコントロールリペアトリートメント
ローダメージ〜ミドルダメージの方向き。
某シャンプー解析サイトのトリートメント部門でも1位に輝いている商品です。
髪がつぶれてしまう方、髪がしっとりしている方、頭皮のトラブルがある方などのどれかに該当している方にオススメできます。
ミドルダメージくらいまでの髪の補修、ボリュームアップ、しっとりしすぎない保湿、頭皮を健やかに保つ成分が入っています。
とくにボリュームアップと頭皮のケアはかなり良いです、頭皮につけれるタイプのトリートメントになります。
逆にハイダメージの方、髪が広がりやすい方、髪が乾燥している方、このどれかに該当する方にはオススメできません。
僕が使った感じだと頭皮に塗布すると頭皮の乾燥にもかなり効果がある感じでした。
レビューも読んで確認してみてください。
商品レビューはこちら
成分も安全ですので安心して使えますよ。
ナプラ インプライム ボリュームアップトリートメント
ローダメージからミドルダメージ向け。
こちらもオススメのシャンプーで紹介した商品のトリートメントになります。
髪がつぶれてしまう方、髪がしっとりしている方のどれかに該当する方にはオススメです。
このトリートメントはボリュームアップに特化していますがもちろん補修や保湿もしてくれます。
逆にハイダメージの方、髪が広がりやすい方、髪が乾燥している方、頭皮にトラブルを抱えている方、このどれかに該当する方にはオススメできません。
とにかくある程度の補修と保湿もしっかりやってボリュームアップに重点を置く方でしたら1度使ってみてください。
資生堂 フィーノ プレミアムタッチ 浸透美容液ヘアマスク
ハイダメージ向け。
髪が広がりやすい方、髪が乾燥している方にはオススメできて、とくにハイダメージの方には向いています。
髪が潰れてしまう方、髪がしっとりしている方には向いていません。
この商品のポイントは価格が安いです。
ただし口コミなどをみてもよくわかるのですが合う方と合わない方がハッキリしているトリートメント になります。
ハイダメージの方で手ごろな価格のトリートメントを探していたら1度試してみる価値はあるかと思います。
Fプロテクト ヘアマスク ベーシック トリートメント
ローダメージからミドルダメージ向け。
こちらの商品もオススメのシャンプーで紹介した商品のトリートメント版になります。
この商品はシャンプーと同じで非常にバランスが良いトリートメントです。
ミドルダメージ毛までの方でも効果があり、さっぱりした重くない仕上がりなのですがある程度髪が広がってしまう方でもボリュームを抑えられます。
そして頭皮もケアできる成分が入っているので頭皮ケアもある程度できます。
ですのでミドルダメージまでの方と頭皮が少し痛んできている方でも兼用で使える珍しいトリートメント になります。
欠点は何かに特化しているトリートメントではないということぐらいです。
価格も手ごろなのでご夫婦やご家族みなさんで使うのにもオススメな商品になります。
トリートメントを選ぶ際の注意点
ここまでトリートメントを見てどうでしたか?自分の髪質、頭皮の状態に合うトリートメントはあったでしょうか?
この記事以外のトリートメントを選ぶ際の注意点が2つあるので説明していきますね。
ノンシリコンではなくシリコン入りを買った方が良い場合もある
これはシャンプーの説明のところでも書いたのですがノンシリコンが良いみたいな風潮がまだ世の中には残っているのですが必ずしもそうではありません。
ケースバイケースなんです。
ほとんどのシリコンは髪をコーティングしてくれて外的なダメージから守ってくれたり、髪の広がりを抑えてくれたりする効果があります。
ですので髪質やダメージ具合によってはシリコン入りの方が合う場合はあります。

ただし髪が潰れてしまう方はボリュームが出ずらくなったりします
髪がもともとしっとりしている方はしっとりがさらに強くなってしまう場合があります
自分の髪質を見極めて必要であればシリコン入りを使うのは全然ありです。
トリートメントは毎日やりましょう
トリートメントで結構誤解してる方がいるんですが特殊なトリートメント以外は基本的に毎日使ってください。
髪は毎日外的な要因など様々な原因で痛みます。
それを毎日ケアしてあげるのはとても重要なことです。

自分に合わないトリートメントを使っていると髪が思ったより潰れてしまったりトラブルがあるかもしれません
きちんと自分の髪質を見極めてトリートメントを選んで毎日ケアしてあげてくださいね。
まとめ:あなたに合うトリートメントは必ずあります
シャンプーもトリートメントも自分に合うものを探すのってなかなか大変ですよね?
でもシャンプー同様自分に合うものを選んであげれば髪質は劇的に変わるといっても過言ではないと思います。
みなさんのトリートメント選びの参考になれば幸いです。
では