2回洗った方が良いって話も聞くけどどれが正解なんだろうて・・・

シャンプーの正しい回数と洗い方って意外と知りませんよね。こんなお悩みにお答えしていきます。
この記事でわかること
- シャンプーの正しいやり方がわかります
- 正しいトリートメントのやり方がわかります
- シャンプーする時の注意点がわかります
【解答する人】
美容師歴23年。都内2店舗のマネージャーを務めて独立。個人事業主3年目でお店を法人化。ケミカル系の知識が豊富。
シャンプーの正しい洗い方をしている方はほとんどいないかもしれません。それくらいみなさん我流で洗われている方が多い印象です。

これをきちんとやって健やかな髪と頭皮を維持できるようにしていきましょうね
いくら良いシャンプーを使っても正しい洗い方、すすぎ方をできていないと台無しになりかねません。
シャンプー選びの前にしっかりやり方を覚えていきましょう。
シャンプーの選び方についてはシャンプーを選ぶときの3つのポイント【オススメ商品も紹介】で解説してますので読んでみてください。
では解説していきます。
Contents
シャンプーの正しいやり方
シャンプーは3つの工程に別れます。予洗い、洗い、すすぎですね。この1つ1つの工程がとても大事でみなさん多いのが予洗い、すすぎが適当な方が多いですね。
洗うのはみんな一所懸命やられるんですよね。でも予洗いとすすぎも大事なんです。ここでは3つの工程をバラバラにして説明させていただきます。
予洗いの正しいやり方
予洗いとはシャンプーする前に髪を濡らす作業の事です。みなさんしっかり予洗いしてますか?
予洗いをしっかりやれば髪や頭皮に付着している汚れをかなり落とせます。みなさん適当にやってませんか?3つの工程の中でもかなり重要なのでしっかりやりましょう。
ブラッシングをする
予洗いする前にとても大事な工程があります。それはブラッシングです。
こういうブラシをみなさんご存知ですか?これはクッションブラシと言います。このブラシはブラシのお腹の部分のクッション性が高くブラシの密度も粗めになっているので髪や頭皮に負担をかけずにブラッシングできます。
髪を濡らす前にこのクッションブラシで髪を溶かしてあげましょう。絡まってる髪もほぐれ付着しているホコリや汚れもかなり落とせます。
とくに注意してもらいたいのが絡まる場合は毛先から必ずブラッシングしてください。毛先がほぐれたら中間、根元と移行してやるとブラッシングで髪や頭皮に負担がかかりません。
ロングヘアの方以外はブラッシングをやらない方が多いかと思いますが、根元をしっかりやると頭皮マッサージになります。

クッションブラシを持っていない方は是非購入して使ってくださいね。
髪を濡らす
みなさんシャンプー前に髪を濡らす時間はどれくらいかけてやっていますか?うちのサロンのお客様に聞いてもみなさん時間かけてないんですよね。
長さや毛量にもよると思うのですが、予洗いで髪を濡らす時間はシャンプーして洗う時間と同等かもう少し長い時間をかけてやるのが正解です。
約2分はかけてしっかり予洗いしてください。
みなさん湯シャンって知ってますか?シャンプー剤は使わずにお湯だけで洗った方が髪や頭皮に良いというものです。
湯シャンは全くオススメしませんがお湯だけでも汚れが落とせるという事ですね。
ですのでしっかり時間をかけて予洗いをしましょう。

汚れや皮脂を湯シャンだけでは取りきれない方がかなり多いと思うからです
抜け毛などの原因になる方もいますから注意してください
お湯の温度も気をつけなければいけません。一般的に推奨される温度は38度前後です。
40度を超えると皮脂を取りすぎてしまうのとヘアカラー(特に白髪染めや淡い色を入れてる方)の持ちが悪くなってしまいます。38度前後で髪を流してくださいね。
いよいよ髪を濡らしていきましょう。ブラッシングを終えて髪の引っ掛かりもなくなっているはずです。
濡らす順番も頭皮から濡らしていきましょう。しっかり頭皮を濡らす事によって皮脂や汚れが予洗いで落とせます。
動画のように頭皮に十分お湯を行き渡らせたら毛先も濡らしていきましょう。
流している時も指の腹を使ってしっかり頭皮のマッサージをしてあげてください。
予洗いがしっかりできていればシャンプーの泡立ちが全然変わります。
シャンプーの使用量も減りますしコスト削減にもなりますね。シャンプーの泡立ちが悪い方はシャンプーを変える前に自分の予洗いを再確認してみてくださいね。
髪を洗う正しいやり方
ここまでにブラッシング、予洗いをしっかりやっている事によってシャンプーの泡立ちもかなり良くなります。豊潤な泡を立てることはとても大事です。
ブラッシングをちゃんとせず髪の濡らしも甘いと良い泡が立たずに洗ってる時の摩擦などで髪を痛めてしまいます。
ここまでの工程はしっかりやりましょう。
いよいよシャンプーをしていくのですが、ここでまた大事なポイントがあります。みなさんシャンプーを手に出したらそのまま髪や頭皮につけてませんか?それは間違いです。
シャンプーは手の平で泡立ててそれから髪や頭皮につけていきます。
なぜならシャンプーの原液は本来はそのまま頭皮につけるようにできていません。(初めから泡で出てくるシャンプーは除きます)ですので手で軽く泡立ててから使用するのがベストなんです。
勘違いしてる方が結構多いので気をつけてくださいね。

あと泡立てるのが苦手な人は泡立てネットを使っても良いと思いますが、泡立て過ぎないように気をつけてください
洗い方もコツがあります。シャンプーは頭皮の汚れを落とすイメージでやってください。
動画のようにシャンプーをしっかり泡立てたら円を描くように指の腹で頭皮をマッサージするように洗ってあげてください。
最低2分間は使って隅々まで洗浄、マッサージをしてください。
洗う順番も後頭部の襟足から順に上に上がっていき最後に前髪の生え際を洗いましょう。この工程を2往復はやりましょう。
特に耳後ろはリンパが通ってますので指の腹でマッサージをしてあげると老廃物が流れやすくなりますのでオススメです。
すすぎの正しいやり方
最後のすすぎはとても重要です。でも予洗いと一緒で結構みなさん適当にやってる方が多いです。
すすぎが甘いとシャンプーカスなどが髪や頭皮に残ってしまいパーマのかかりやカラーの染まりが悪くなったり、髪がペタッとして潰れやすくなったりします。
後頭部の中の方や襟足、頭頂部などはシャンプーカスが残りやすいので頭皮トラブルを起こす方が非常に多いです。
これまでのブラッシング、予洗い、シャンプーよりさらに時間をかけてやっていただきたいです。
時間にしたら5分前後かけてやるのが望ましいですね。
すすぎも頭皮から流してあげましょう。指の腹を使ってしっかり頭皮全体を流したら中間、毛先も流していきます。
5分流すのは結構長く感じる方もいるかもしれませんが、しっかりやるのには必ずこれくらいはかかるはずです。時間を1つの目安にして自分がしっかりすすげているかチェックしてください。
シャンプーする時の注意点
ここまで説明したことをやっていただければかなり効果の高いシャンプーができるはずです。
ただし注意点が2つあります。
基本的に2シャンはやめた方がよい
シャンプーは2回した方が良いという説もあるのですが僕はやめた方が良いと思います。
理由は髪や髪の油分を取りすぎてしまいかえって過剰な皮脂の分泌や髪や頭皮の乾燥を促してしまうからです。
ここまで説明した工程をしっかりやっていただければ1回のシャンプーで大丈夫です。

ただし1度目のシャンプーは頭皮は洗わず髪だけにシャンプーをつけて洗ってください
該当する方以外はする必要はありません。
夜シャンプーする
朝、シャンプーする方もいるかと思いますがシャンプーは夜してください。その日の汚れはその日にしっかり落とすのが基本です。
とくに夜の22時から深夜の2時までは髪を生み出す毛母細胞の活動が活発になる時間です。その時間に髪の汚れや皮脂などがあると髪の成長の妨げになります。

しっかりお風呂に入って顔も髪も体も清潔に保ってその時間を迎えてあげましょう
朝シャンプーしてる方は是非この機会に夜シャンプーに変えてくださいね。
まとめ:正しいシャンプーをして健康な髪と頭皮を保ちましょう
いかがでしたか?毎日のすることなので正しいやり方をすると必ず効果が出てきます。
予洗い2分、シャンプー2分、すすぎで5分の合計9分を毎日シャンプーの時間に割いてください
コツコツ積み上げたものは未来のあなたの神と頭皮への投資になります
やってみてくださいね
では